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地震保険料控除とは? + 災害リスクに備える税制優遇

地震保険料で所得控除

2026/3/201 回閲覧地震保険料控除

地震保険料控除とは

地震保険料控除とは、納税者が支払った地震保険料に応じて、所得税や住民税の負担が軽減される制度です。これは、地震や噴火、津波による損害に備えるための地震保険への加入を促進し、国民の自助努力を支援する目的で設けられています。

具体的には、その年に支払った地震保険料の金額に応じて、一定の計算式に基づき所得から控除されます。控除の対象となる保険は、地震保険契約に基づく保険料のほか、2006年12月31日以前に締結された長期損害保険契約(旧長期損害保険)で、満期返戻金がなく、保険期間が10年以上かつ保険料が均等払いのものも含まれます。

なぜ今、話題なの?

近年、日本各地で地震や集中豪雨、台風などの自然災害が頻発しています。これにより、住宅や家財への被害リスクが高まり、災害への備えの重要性が改めて認識されています。

地震保険料控除は、このような自然災害リスクへの備えを経済的に支援する制度として、特に注目されています。地震保険に加入することで、万が一の災害時に経済的な損失を補填できるだけでなく、保険料控除によって日々の税負担も軽減されるため、災害対策と家計の節約を両立できる点が評価されています。

また、2024年には能登半島地震が発生し、地震保険の役割や重要性が改めてクローズアップされました。これを機に、ご自身の保険契約を見直す方が増えており、地震保険料控除への関心も高まっています。

どこで使われている?

地震保険料控除は、年末調整や確定申告の際に利用されます。

会社員の方であれば、毎年秋頃に勤務先から配布される「給与所得者の保険料控除申告書」に、その年に支払った地震保険料の金額を記入し、保険会社から発行される「地震保険料控除証明書」を添付して提出することで控除が適用されます。

自営業の方や、年末調整で控除を受け忘れた会社員の方は、翌年2月16日から3月15日の間に確定申告を行う際に、同様に地震保険料控除証明書を添付して申告することで控除が適用されます。

この制度は、所得税では最高5万円、住民税では最高2万5千円の控除が受けられます。これにより、所得税と住民税を合わせて最大7万5千円の所得控除が可能となり、税負担の軽減に繋がります。

覚えておくポイント

  • 対象となる保険: 地震保険契約の保険料、または2006年12月31日以前に締結された旧長期損害保険契約の保険料が対象です。火災保険単独では控除の対象になりません。
  • 控除額の上限: 所得税の控除額は最高5万円、住民税の控除額は最高2万5千円です。支払った保険料がこの上限を超える場合でも、控除額は上限までとなります。
  • 控除証明書: 保険会社から毎年送付される「地震保険料控除証明書」が必要です。年末調整や確定申告の際に添付が必要となるため、大切に保管してください。
  • 対象者: 地震保険料を支払った納税者本人が対象です。家族の地震保険料を支払った場合でも、その保険料を支払った納税者が控除を受けられます。
  • 申告の重要性: 控除は自動的に適用されるものではありません。年末調整や確定申告で必ず申告する必要があります。

本記事は情報提供を目的としており、特定の保険商品の推奨ではありません。保険の加入・解約は必ず保険会社または資格を持つFP(ファイナンシャルプランナー)にご相談ください。

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